タジン鍋|飯田さんの工房

飯田さんは、工房で「赤羽根陶芸倶楽部」を開いています。棚に並んでいるのは、倶楽部の生徒さんの作品。幅広い年齢層のかたが器作りを楽しまれています。

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陶芸家・飯田浩丈さんの作る土鍋のフォルムは、シンプルで、温かみがあり、モダンです。「用」と「造形美」を兼ね備え、テーブルに置くとひときわ雰囲気を作りだしてくれます。
飯田さんは幼少期から器作りに親しみ、陶芸家に師事していましたが、大学時代は美術大学で彫刻を専攻しました。卒業後も数年間は現代彫刻家として歩み、その作品はパブリックスペースに設置されるほどでした。彫刻で磨いた造形感覚は、飯田さんの存在感のある土鍋の形に、おのずと投影されています。
人の心や日常生活に直接的にうったえるものを制作していきたいという飯田さん。陶芸の道にもどり、土鍋を作り続ける中で追求してきたことは、「使う人にとっていい鍋であること、料理が美味しく仕上がって、丈夫で長く使い続けてもらえるもの」。そうしたことを第一に考えて制作されてきたそうです。
今回、ご紹介するタジン鍋は、シックな黒のいぶし釉をかけた鍋に、ドーム型の帽子のようなフタをかぶせたスタイリッシュなスタイル。飯田さんの工房で、土鍋が形づくられていく作陶工程の一部を見せていただきました。

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P1010693.jpg土練りは、轆轤(ろくろ)で形成するのと同様に熟練を要する技。耐熱赤鍋土を練り、なめらかにしながら、中の空気を抜きます。

P1010712.jpg手で陶土を叩いて伸ばしながら、鍋の底と側面に陶土を配分し、素地に厚みを持たせながら大まかな形を作ります。

P1010724.jpg轆轤を回して成形しながら、直径を細かく計ります。釉薬(うわぐすり)を掛けて焼成する際に縮む寸法を見込んで、大きめに作ります。

P1010753.jpgまるで魔術師の手にかかったかのように、鍋の縁がきれいに立ち上がり、たちまちの内に土鍋の形となって出現します。

P1010744.jpgここまで成形したら、しばらく乾燥させます。その後、素地を削ったり、木で叩いて陶土を締める、という作業を丹念に繰り返します。このように手をかけることで、強度な土鍋に仕上がっていくのです。

飯田浩丈

1965  神奈川県に生まれる
1989  多摩美術大学彫刻科石彫教室卒業
1989~1996  二科展に毎年出品
1995  二科展特選受賞。石彫作品「飛翔」を株式会社スワンに設置
2001  石彫作品「天啓」「天機の盃」を聖ドミニコ学園に設置
2002  茅ヶ崎に築窯し、陶芸の制作活動に入る
同年、個展gineta「水の渦 火の渦 土の渦」を開催
以後、主に東京、神奈川で、土鍋や日常の器を中心にした個展を毎年開催している

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